2018-01-27から1日間の記事一覧

人は皆、自分自身をどこまで把握して生きているのか ―― 映画「嘆きの天使」の「予約された酷薄さ」

1 「私的自己意識」と「公的自己意識」の落差 作品の良し悪しとは無縁に、一度観たら、絶対に忘れられない映画が、稀にある。 80年前の映画が、なお、私の脳裏にこびりついて離れない。 「嘆きの天使」 ―― これが、その映画の名である。 1930年の古典…