2010-10-09から1日間の記事一覧

時計じかけのオレンジ('71) スタンリー・キューブリック <「自己統制の及ばない反動のメカニズム」への痛烈な糾弾の一篇>

釈放の翌日、自由の身になったアレックスは、「治験前」の彼の思惑とは違って、自分の居場所を失う惨めさだけを曝け出していく。 帰宅後、自宅のソファーで寛ぐ居候の青年を殴ろうとして、吐き気を覚えるアレックスがそこにいた。 それは、ルドビコ心理療法…