2012-01-11から1日間の記事一覧

マイ・バック・ページ('11) 山下敦弘 <相対化思考をギリギリの所で支え切った、表現主体としての武装解除に流れない冷徹な視線の肝>

1 「革命」という甘美なロマンによって語られる、それ以外にない最強の「大義名分」を得て 「革命」という言葉が死語と化していなかった時代を、「幸運な時代」と呼んでいいかどうか分らないが、そんな時代状況下にあって、「世界の動乱」を鋭敏に感受し得…