#野球

スポーツの風景 「スポーツ科学のエビデンスを根源的に失った『昭和の野球』の欺瞞性」より

1 極端な体育会系精神主義に収斂される「御意見番」張本勲 ―― 「壊れても当然」と言い放つ男の愚昧の極致 「確証バイアス」・「サンプリング バイアス」等々の複数の理由で、TBSの「サンデーモーニング」には、どうしても馴染(なじ)めないが、言論の自…

「高校野球の悪」 ―― 「タブー」に挑む筒香嘉智の正義の炸裂

1 我が国の「野球」の歴史に風穴を開けた男 2019年1月25日。 「公益社団法人日本外国特派員協会」=「外国人記者クラブ」でのこと。 「外国人記者クラブ」とは、マッカーサーの命令一下、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)より認可され、連合国…

「僕は大胆にど真ん中へ投げるようなことはしたくない」 ―― 快刀乱麻 菅野智之2018

1 先発完投型投手の申し子・菅野智之が弾けていた 本当に成し遂げてしまった。 驚きを隠せない。 CS(クライマックスシリーズ)・ファーストステージ出場への一枚の切符を懸けて、2チームが鎬(しのぎ)を削っていた。 2018年プロ野球公式戦・セ・リ…

菅野智之は日本球界で最強の投手である ―― 「10完投200イニング」を目標にする男の真骨頂

2 自らのピッチングスタイルの完成形を目指す男 以下、私が菅野智之に強く惹かれる理由を書いていきたい。 その1。 その瞬間、投手が輝く奪三振の魅力に取り憑かれることなく、「打たせて取る」という、一見、地味なピッチングスタイルに拘(こだわ)って…

菅野智之は日本球界で最強の投手である ―― 「10完投200イニング」を目標にする男の真骨頂

1 不名誉な「負け運」を払拭した絶対的エースの一気の跳躍 巨人の絶対的エース・菅野智之は、今や日本球界でNO.1の投手である。 私は、勝手にそう思っている。 何もかも素晴らしい。 特に、2017年の成績は圧巻である。 2年連続3度目の栄冠に輝く…

松井秀喜は国民栄誉賞を授与するに最も相応しい男である

1 「人間性の素晴らしさ」、「野球界でもう一度頑張れよ」という表現の曖昧さ NHK・2013年5月7日(火)放送の「クローズアップ現代」を観て、些か当惑した。 「松井秀喜とともに闘った“同級生”たち」 これが、その日の「クローズアップ現代」のテ…