陽春の昭和記念公園・2012年

立川基地跡の一部に開設されており、レクリエーション施設としての面もあるが、大規模な震災や火災などが発生した場合は、被災した都民の避難地としての機能も果たすよう設計されている。例えば、園路はスムーズに避難を行うために幅が広く作られており、被災者のために収容施設を仮設できるよう広大で平坦な芝生地を設置している

 これは、ウイキぺディアからの引用文。

全体を見渡すことができないほどの、広い敷地の中に作られた花と緑のスポットは、東京に住む者の格好のオアシスとなっている。

春から秋まで間断なくリレーされる花木の色彩美の饗宴は、いつ訪れても、訪園者を楽しませるビュースポットになっていて、その広い敷地をレンタサイクルで走り回っても、正確な地図の認識がなければ迷路に嵌ってしまうような包括力があるのだ。

この包括力が、多分、国営昭和記念公園の最大の魅力なのだろう。

だから、休園日が殆どない、この公園を訪ねる人たちにとって、武蔵野の一角に特定的に切り取られたこのスポットには、様々な楽しみ方があるようだ。

かつて私には、「花の公園」というイメージの中で繰り返し訪ねた場所だが、残念ながら、陽春と晩春という、異なった風景美を表現して見せる季節に足を踏み入れることができなかった。

だから、この公園は、今でも私にとって、「幻想の風景美を提示してくれるスポット」なのである。

そんな中で、デジタルカメラを持って花の写真を撮ることを楽しんでいる私の妻が、今年もまた、この公演を訪ねるに至り、些か恨めしい思いもしたが、それ以上に、「陽春の昭和記念公園」との画像との出会いを期待する気持が高かった。

例年になく、春の訪れが遅れた今年の当公園の季節の変容は、4月半ばになって一気に加速し、陽春を代表する花が殆ど咲き揃うという、「小さな奇跡」を生み出してくれたようだ。

これ以上訪園を先延ばししたら、絶好の鑑賞の時期が訪れないという、ギリギリの辺りで訪園した人々には、4月13日という日は、そんな格好の日和となったらしい。

非常にラッキーだったのである。

因みに、以下の写真の大半は、「渓流広場」で撮ったものである。

それ以外に、「日本庭園」、桜の園」が収められている。(トップ画像は、渓流広場)

 
 
(思い出の風景   陽春の昭和記念公園・2012年 )より抜粋http://zilgf.blogspot.jp/2012/04/blog-post.html